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IBD治療で使用される代表的な免疫調節薬は、チオプリン製剤です。
日本で使用されるチオプリン製剤には、アザチオプリン(AZA)とメルカプトプリン(6-MP)※があります。AZAは6-MPのプロドラッグで、経口投与されたAZAの約90%は6-MP※に変換されます。
チオプリン製剤は免疫応答で重要な役割を担う細胞や分子に作用します(図)。
AZAと6-MP※は、免疫細胞のDNA合成やリンパ球の増殖を阻害することで、細胞傷害作用を発揮し、抗体産生を抑制します。
日比 紀文ほか編:“第4章3 潰瘍性大腸炎・クローン病の治療”IBDを日常診療で診る(第1版)羊土社:115, 2017
日比 紀文監修:“第4章 IBDの内科治療”チーム医療につなげる!IBD診療ビジュアルテキスト(第1版)羊土社:103, 2016
医療情報科学研究所編:“炎症性腸疾患(IBD)”薬がみえる vol.3(第1版)メディックメディア:43, 2016より作成
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