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~海外市販後安全性臨床試験と米国のReal World Evidence~
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「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等については製品情報(電子添文等)をご参照ください。
▶ 1部:長期投与試験1041試験
国内⽤量反応試験・国際共同試験完了例に対する⻑期投与
Yamanaka,H.et al.:Arthritis Res Ther 18:34,2016[L20160201210]より作成
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
多施設共同、非盲検、長期投与試験
対象
国内用量反応試験2試験(MTX併用・単剤)のいずれかにおいて12週間の服用を完了または国際共同試験において2年間の服用を完了したRA患者486例
方法
ゼルヤンツ5mg1日2回投与から開始し、患者に対するリスクとベネフィットの評価に基づいて、5mg1日2回から10mg1日2回への増量、10mg1日2回から5mg1日2回への減量または一時中止を可能とした。
安全性評価項目: 有害事象、臨床検査値、バイタルサインおよび心電図(データは開示されていない)
有効性評価項目
ACR20、50、70 改善率、HAQ-DI、DAS28-3(CRP)およびDAS28-4(ESR) 等
解析計画
すべての安全性および有効性データについて記述統計量により要約した。先行試験のベースライン値を本試験のベースライン値とした。正式な仮説検定は実施しなかった。
ACR(American College of Rheumatology)=米国リウマチ学会、CRP(C-reactive protein)=C 反応性蛋白質、DAS(disease activity score)=疾患活動性スコア、ESR(erythrocyte sedimentation rate)=赤血球沈降速度、HAQ-D(I health assessment questionnaire-disability index)=機能障害指数、MTX(methotrexate)=メトトレキサート、RA(rheumatoid arthritis)=関節リウマチ
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
コックス比例ハザードモデルに基づく。
安全性解析対象集団。観察期間は治療開始から最終投与の60日後までとした。
*:トファシチニブ10mg1日2回投与に割り付けられ5mg1日2回投与に減量された症例は、トファシチニブ10mg1日2回群に集計した。
PY(patient-years)=人・年、C(I confidence interval)=信頼区間、HR(hazard ratio)=ハザード比、IR(incidence rate)=発現率、n(number of patients with a first event within the risk period)=観察期間中に最初のイベントが発生した患者数、N(number of patients in each treatment group in the safety population)=安全性 解析集団における各治療群の患者数、MACE(major adverse cardiovascular events)=主要な心血管系有害事象、ORAL(Oral Rheumatoid Arthritis Trial)=ORAL試験、TNF(tumor necrosis factor)=腫瘍壊死因子
Ytterberg, S. R. et al.:N Engl J Med 386(4):316, 2022
判定されたMACEにおける年齢別の主要評価項目のサブグループ解析の発現率は、65歳以上では、TNF阻害剤群0.91(95% CI:0.50-1.52)に対しトファシチニブ併合群1.63(95% CI:1.20-2.18)でした[HR 1.79(95% CI:0.99-3.26)]。65歳未満では、TNF阻害剤群0.66(95% CI:0.42-0.99)に対しトファシチニブ併合群0.72(95% CI:0.54-0.94)でした[HR 1.10(95% CI:0.67-1.79)]。
観察期間は治療開始から最終投与の60日後までとしました。
トファシチニブ 10mg1日2回投与群は、2019年2月の試験デザイン変更により5mg1日2回投与に切り替えられた被験者が含まれます。
安全性:
ゼルヤンツ群(MTX 併用・単剤)全体で、投与開始から288 週時までに486 例中476 例(97.9%)に有害事象が認められた。おもな有害事象は、鼻咽頭炎293 例(60.3%)、帯状疱疹94例(19.3%)、転倒71 例(14.6%)等であった。重篤な有害事象は139 例に認められ、帯状疱疹14 例等であった。有害事象による投与中止は118 例に認められ、鼻咽頭炎69 例、帯状疱疹53 例等であった。本試験において、転移性卵巣癌1 例、血栓性血小板減少性紫斑病1 例、転移性小細胞肺癌1 例等による7 例の死亡が報告された。
N=486
MTX(methotrexate)=メトトレキサート
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
N=486
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
* 10 例未満であるため結果は図示していない。
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
* 10 例未満であるため結果は図示していない。
※ 投与期間中央値1185 日(範囲:5〜2016 日)
ゼルヤンツ10mg1 日2 回の結果は、承認外用量であるため図示していない。
社内資料:国内長期投与試験(MTX 併用・単剤、1041試験)[L20120705089](承認時評価資料)
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
一部国内承認外の成績を含みますが、国内承認審査過程で評価された試験成績を含んでいるため紹介します。
本邦で承認された用法・用量:通常、トファシチニブとして1 回5mg を1 日2 回経口投与する。
注)併用薬のMTX は各地域の規制で定められた用法・用量によるもので、本邦での承認用法・用量とは異なる。
本邦におけるMTXの承認用量(関節リウマチ):通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の投与量を1回又は2〜3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、1週間単位の投与量として16mg を超えないようにする。
▶ 1部:長期投与試験1041試験
本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
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