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監修:福岡大学 消化器内科 主任教授 平井 郁仁 先生
“Settling”とは理想的ではないが、我慢できなくもないものを受け入れることです。これは、人間の自然な感情ですが、治療においては好ましいものではありません。
“Settle”を辞書で引くと…
“Settling”とは我慢することはできるが、理想的ではないものを受け入れること。
“Settling”とは人間の自然な感情で、我々は最善ではないものでも受け入れることがある。
炎症性腸疾患(IBD)における“Settling”については、共通の文言で表現はされていませんが、多くのIBDに関する論文で“Settling”について触れられています。“Settling”は患者だけではなく、医師にも当てはまります。患者においては好ましくない症状を受け入れることがありますし、医師では患者の生活の質には注意を払わなくなること等があります。
共通の文言で表現はされていませんが、
多くのIBDに関する論文で“Settling”について触れられています。
患者にとって“Settling”とは
医師にとって“Settling”とは
最適でない疾患管理を受けることで患者が“Settling”な状態になる可能性が報告されています。
また、”Settling”な状態になると、より効果的な治療を求めなくなり、さらに不十分な治療を受ける、あるいは継続される可能性が高くなることが示唆されています。
患者は、病気が自分の人生に与える影響について、直接聞かれない限り話さないことがあります。
患者が医師に症状を報告しないことは、更なるQOLの低下につながり、そして患者がその状態を受け入れるという悪循環が生まれる可能性があります。
米国調査『the UC:NORMAL』によると
この質問票は、医師が患者さんの“Settling”な状態を判断し、また患者さんご自身もそのことに気づく機会となることを目的としています。患者さんと医師の効果的なコミュニケーションを促進し、より良い治療の実現を目指すためにも、この質問票をぜひご活用ください。
患者さんの「大丈夫です」は、ホントに大丈夫?
監修:福岡大学医学部 消化器内科 主任教授 平井 郁仁 先生
この質問票は、PfizerPROでダウンロードできます。先生方の日常診療で、ぜひご活用ください。
本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
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