このサイトは、日本で医療行為にかかわる医療関係者を対象としています。

メディカルインフォメーションはこちら
検索

Menu

Close

ログイン/新規会員登録ログアウト 製品・安全性情報製品・安全性情報製品一覧医薬品安全対策オンライン添文電子化のお知らせ診療情報医薬品安全対策オンライン領域別情報講演会情報診療サポート診療サポートお役立ちサイトSANFORD GUIDEサンメディア学術情報サービスPfizer Medical動画・資材動画ライブラリー資材ライブラリー(旧PfizerPRO Direct(資材宅急便))診療情報医薬品安全対策オンライン製品の供給状況お問い合わせLet's ConnectContact Usお問い合わせ

■ファイザー新型コロナウイルス関連のサイトはこちら:『ワクチン』医療従事者専用サイト:弊社コーポレートサイトからアクセスいただけます。

Menu

Close

疾患情報疾患情報潰瘍性大腸炎潰瘍性大腸炎の治療指針と治療選択 - 潰瘍性大腸炎の治療指針 - 各種治療薬・治療法リウマチゼルヤンツの承認国
製品基本情報
(電子添文含む)
製品基本情報適応症共通製品情報(電子添文等)はこちら総合製品情報概要潰瘍性大腸炎製品基本情報処方上の注意点適正使用のお願い適正使用のためのQ&Aリウマチ製品基本情報処方上の注意点適正使用のお願い安全性服薬指導のご案内
有効性・安全性有効性・安全性潰瘍性大腸炎ゼルヤンツの臨床試験プログラムにおける9.2年の安全性併合解析リウマチORAL Studyシリーズ - ORAL Scan:MTX 効果不十分例/MTX 併用 [第Ⅲ相国際共同試験] - ORAL Standard:MTX 効果不十分例/MTX 併用 [外国第Ⅲ相試験 - ORAL Step:TNF 阻害剤 効果不十分例/MTX 併用 [外国第Ⅲ相試験] - ORAL Solo:DMARD 効果不十分例/単剤 [外国第Ⅲ相試験] - ORAL Sync:DMARD 効果不十分例/DMARD 併用 [外国第Ⅲ相試験] - ORAL Strategy: MTX 効果不十分例/単剤またはMTX 併用[外国第Ⅲb/IV相試験]テーマ別ストーリー全例調査講演会・動画・資材一覧講演会・動画・資材一覧潰瘍性大腸炎講演会すべての動画すべての資材エキスパートに訊く(動画コンテンツなど)Comment from Drs 専門医に聞くゼルヤンツSettling Behavior患者さん向け資材紹介患者さんに伝えたい、食事の基本World IBD Dayリウマチ講演会すべての動画すべての資材専門医が解説!2分でわかるゼルヤンツゼルヤンツ誕生までの軌跡新型コロナウイルス感染症禍における関節リウマチ患者さんへのオンライン診療サポートツール患者さん向け資材紹介「#想いを相談」患者さん向けキャンペーンのお知らせリウマチ患者さんの「食とくらしのバリアフリー」を実現する食事コンテンツ「○○しないレシピ」のご案内リウマチ関連情報メトトレキサートの副作用マネジメント(肝障害編)メトトレキサートの副作用マネジメント(肺障害編)メトトレキサートの副作用マネジメント(腎障害編)メトトレキサートの副作用マネジメント(LPD編)Pfizer MedicalPfizer MedicalPfizer Medicalゼルヤンツ文献リスト
(Pfizer Medicalへ)

お知らせエリア

患者さんに伝えたい、寛解維持期の食事のきほん

食事制限が必要ない潰瘍性大腸炎(UC)の寛解維持期。栄養バランスのとれた食事を心がけるよう患者さんに伝えても、どうやら偏った食事になっているようだという経験はありませんか? また、食事についていざ具体的なアドバイスを求められると、すんなりとは答えにくいところはないでしょうか。そこで、UC患者でもある管理栄養士の小林美貴先生に、寛解維持期の食事の基本についてお話を伺いました。

※   小林 清典ほか:“第11章 食事および生活指導” 潰瘍性大腸炎の診療ガイド 第4版 日本炎症性腸疾患協会(CCFJ)編 文光堂:99, 2021

実はここ、患者さんが悩んでいます食事のきほんとポイントこんなふうに患者さんに声をかけてあげてほしい
  • 実はここ、患者さんが悩んでいます
  • 食事のきほんとポイント
  • こんなふうに患者さんに声をかけてあげてほしい
お話を伺った先生 小林 美貴 先生|管理栄養士

中学2年生だった1997年に潰瘍性大腸炎(UC)を発症し、その1年半後に大腸を全摘。当時の治療で厳しい食事制限を課せられたことがきっかけの一つとなり、管理栄養士に。福祉施設に勤務した後、自治体の介護予防教室や食生活改善事業などに携わり、地域のクリニックで生活習慣病をはじめとする患者さんの栄養相談なども行っている。

小林 美貴 先生|管理栄養士

中学2年生だった1997年にUCを発症し、その1年半後に大腸を全摘。当時の治療で厳しい食事制限を課せられたことがきっかけの一つとなり、管理栄養士に。福祉施設に勤務した後、自治体の介護予防教室や食生活改善事業などに携わり、地域のクリニックで生活習慣病をはじめとする患者さんの栄養相談なども行っている。

実はここ、患者さんが悩んでいます

UC患者さんは、食事についてどのような悩みを抱えているのでしょうか。気になっていてもあらたまってじっくり話を聞くのは難しいUC患者さんの食事に関する悩みについて、まずはお話を伺いました。

―おなかが張りやすい

UC患者さんのコミュニティでよく聞くのは「おなかが張りやすい」ということですね。夕飯を遅い時間に食べるとガスがたまって眠れないという方や、朝になるとおなかが張る方など、時間帯やきっかけは人によってさまざまですが、患者さんたちが共通して言っているのが「おなかが張る」ということです。朝におなかが張りやすい方であれば、少し落ち着いてから仕事ができるよう朝食を早めに食べるなど、多くの方は自分で時間調整をしたり他の工夫をしたりして対応しています。

―「何でも食べていいよ」と言われても

病歴の長い方は、おなかが張りやすい時間帯やきっかけがあること、自分に合う食べ物、合わない食べ物があることが分かっています。だから自分でうまく調整して過ごしていることが多いですね。けれどもUCになってすぐのころはそういうことも分からないし、先生からは「何でも食べていいよ」と言われてしまう。寛解維持期であれば「食事制限は特にない」にしても、患者さんの立場からするとそんなことを言われても困ってしまう、というのが本音ですし、実際のところそのような声を聞きます。なかには恐る恐る食べてみて、試してみるということを繰り返しおこなっている患者さんもいますが、それよりも「こういう食べ物は下痢をしやすい人が多い」というように、何かしらの具体的なアドバイスを聞けた方が、安心して食事に向き合えると思います。

―「他の方はどんな食事をしていますか?」

UC患者さんとお話する際に聞かれることが多いのは「他の方はどんな食事をしていますか?」という質問です。UCは増加傾向にあるとはいえ、生活習慣病ほど多くはありません。そこで「他の人はどうしているんだろう?」という疑問が浮かび、周囲の意見を聞きたいと思うようです。

では寛解維持期の患者さんはどうしているかというと、好きなものを食べている方が多いですね。それでも人によっては、おなかの調子を崩しやすいものもあります。例えば、こんにゃくやゴボウなどの繊維が多いものは積極的に避けているという方もいますし、海藻類で下痢しやすい方や豆類でおなかが張りやすい方もいます。乳製品でおなかが張るという方も多いですが、これについては乳糖不耐症の可能性も考えられます。また、私のように大腸を全摘した方たちは「詰まるほうが怖い」という気持ちもあって、中にはトマトの皮さえ食べていないという方もいます。しかし全体的には、和食を中心にしながら自分で調整している方が多い印象です。

食事のきほんとポイント

「何でも食べていいけれど、バランスよく」。これを患者さんに理解してもらうためには、どのような伝え方をすればよいのでしょうか。「バランスのよい食事」の説明のコツとUC患者さんの食事で気をつけたいポイントを教えていただきました。

―一品料理でもよいのでバランスよく

「バランスのよい食事」というとまず思い浮かぶのが、ご飯などの主食に汁物、メインの料理と副菜のおかずがあって、という形。でも、これだと定食のように全てをそろえなければと考える方が多く、ハードルが上がってしまいます。そこで、私が食事の相談を受けたときによくお伝えするのは「丼やワンプレートでもいいから、まずはご飯と肉か魚か卵、それに野菜が摂れるメニューを意識してみては?」ということです。「そんなに何品もそろえられない!」という方でも、ラーメンの上にお肉や野菜をのせるぐらいなら手軽に実行できるのではないでしょうか。

コンビニで買う場合も同じです。今はコンビニのお惣菜も種類が豊富になっています。おにぎりだけにするのではなく、おかずをいくつか組み合わせてみる。サンドイッチなら、カツサンドだけにするより、卵も野菜も入っているミックスサンドを選んでみる。そんなふうに、選び方のコツをお伝えすることもあります。

―調子をみながら食べられるものを増やしていく

同じものを食べたとしても、病変の範囲や状態が違えば、結果が違ってくることも考えられます。ですから個々の食品についてよいか悪いかを言うのは、やはり難しい部分がありますね。結局は、患者さん自身が自分の体と相談しながら食べられるものを増やしていく、というのが一般的な方法になるかと思います。

患者さんからよく聞くのは「牛肉や豚肉は避けて鶏肉だけを食べるようにしていた」「揚げ物は口にしないようにしていた」など、最初はいろいろなものを食べないように注意していたという話です。けれどもそのような生活もある時限界が来て、試しに食べてみたら大丈夫だったというのが、よくあるパターンです。

最初のころは家族も気を使って患者さんと同じものを食べていることが多いのですが、慣れてくると患者さんは食べる物を自分で調整するようになります。基本は家族と同じ食事だけれども、自分は揚げ物を控えたり一品減らしたりしているという方も多いようです。どうしても揚げ物が食べたいときは、卵でとじたり揚げ煮にしたりして余分な油を汁に落とすなど、調理方法を工夫して食べている方もいます。

食事の調整が自分でうまくできるようになるのはよいことではありますが、人によっては長い間ずっと摂っていない食品もあり、管理栄養士の立場からすると栄養の面で偏りを感じることもあるのが気になる点です。

―水溶性食物繊維を摂り、砂糖は控えめに

自分で食事の調整をするようになったときに、多くの患者さんが摂らなくなるものの一つが食物繊維です。消化に悪いと考えて避ける方が多いのですが、食物繊維の中でも果物や海藻などに多い水溶性食物繊維は腸の粘膜維持にもつながるため、調子がよければ摂取してもらいたいと思います。たくさん摂るのは難しいかもしれませんが、みそ汁にワカメを少し入れるだけでもいいんですよ。野菜の種類が偏っている患者さんも多いので、他にはビタミン類も意識して摂ってほしいですね。

一方、できれば控えていただきたいのが甘いものです。砂糖類は腸の中で発酵しやすいので、おなかが張ったりガスが溜まったりしやすくなります。砂糖類を使いたい場合は、精製されていないきび砂糖などを選ぶと、体に負担がかかりにくくなります。

また水溶性食物繊維の仲間でもあるオリゴ糖は便がゆるくなることがあるので、摂り過ぎには注意が必要です。手軽に使えるボトル入りのものがスーパーで売られているので、飲み物に入れて摂っているという方もいますが、何でもほどほどが一番です。

こんなふうに患者さんに声をかけてあげてほしい

実際に患者さんに声をかけるときには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。ほんの少しの工夫で患者さんの不安を和らげる、実践的なアイデアを教えていただきました。

―食べてよい頻度を伝える

患者さんは、ただ「食べていいよ」と言われても、それが毎日食べてもいいものなのか、調子のよいときだけにしたほうがいいのかが分からず、不安に感じることがあります。特に、揚げ物のように体に負担がかかりそうな食べ物は、どの程度食べてよいのか気になっている方が多くいます。「最初は週1回、調子のいいときに試して様子をみましょう」というように、具体的な頻度を伝えると患者さんの不安軽減につながります。

―最初は具体例を挙げて

UCになったばかりのころは、食事の内容もできるだけ具体的に教えてもらえると、患者さんとしては気持ちが楽になります。「何でもいいよ」と言われると迷ってしまうのですが、たまに調子のよいときに食べる程度にしたほうがよいものや不足しがちなものの例を挙げてもらえるだけでも戸惑いが減り、心がほっとするものです。

例えば、カルシウムが不足している方は小魚などで補うのも一つかと思いますが、その際も「野菜のおかずにちりめんじゃこを少しプラスしてみる」など、具体的な摂り方を一言加えてもらえると、患者さんも実践しやすくなります。

―幅広く食べるチャレンジを応援する

UC患者さんは「どちらでもいいなら食べないでおこう」と、食べることに対して慎重になる気持ちを持つ方が多いようです。そのようなときに、調子をみながらいろいろなものを「食べてみてください」とチャレンジを促す声かけをしていただけると、患者さんは心強く思えます。また、そういった応援があれば「これを食べてみたけど駄目でした」ということも伝えやすくなり、次のステップが考えやすくなります。もちろん、患者さんの食事で気になる点があれば、管理栄養士の栄養指導につなげていただくのもよいかと思います。

潰瘍性大腸炎の患者さんのための
「バランスの良い食事」がわかるきほんの献立
− 寛解維持編 −

監修:国崎 玲子 先生

横浜市立大学 附属市民総合医療センター
炎症性腸疾患(IBD)センター 准教授

潰瘍性大腸炎の患者さんのための「バランスの良い食事」がわかるきほんの献立を冊子にて紹介しております。バランスの良い食事とはどのようなものか?管理栄養士監修の元、食事のポイントについてのアドバイスも掲載しております。

PDFをダウンロードLoading
患者さんに伝えたい、再燃期の食事のきほんLoading ButtonButtonButtonButtonButtonButtonLoading ButtonButtonButtonButtonButtonButtonLoading 寛解維持期Loading ButtonButtonButtonButtonButtonButtonLoading ButtonButtonButtonButtonButtonButtonLoading関連コンテンツ
2024年12月作成 XUC39O032A
PfizerPro会員登録​

会員限定コンテンツのご利用には会員登録が必要です。
ご登録は日本で医療行為にかかわる医療関係者に限定させていただいております。

ログイン新規会員登録

電話でのお問い合わせ

Pfizer Connect:0120-664-467
(平日9時~17時30分 土日祝日および弊社休業日を除く)

<お問い合わせに関して以下の点をあらかじめご了承願います>

  • お電話が不慮に切断してしまった際等に、折り返しご連絡をさせていただくために電話番号通知をお願いします。
  • 非通知設定の場合、ダイヤルの前に「186」をつけておかけください。
  • お話しを正確に聞き取り、回答の質の向上を図るため、お電話を録音しております。
  • お問い合わせ内容は、適切な情報提供活動や製品やサービスの向上のために利用することがあります。
  • ご質問に対する弊社からの回答は、ご質問者個人に対するものです。回答内容は弊社の許可なくその一部または全体を転用、もしくは二次利用することはご遠慮ください。

Copyright© since 2010 Pfizer Japan Inc. All right reserved.

電話でのお問い合わせ

Pfizer Connect:0120-664-467
(平日9時~17時30分 土日祝日および弊社休業日を除く)

<お問い合わせに関して以下の点をあらかじめご了承願います>

  • お電話が不慮に切断してしまった際等に、折り返しご連絡をさせていただくために電話番号通知をお願いします。
  • 非通知設定の場合、ダイヤルの前に「186」をつけておかけください。
  • お話しを正確に聞き取り、回答の質の向上を図るため、お電話を録音しております。
  • お問い合わせ内容は、適切な情報提供活動や製品やサービスの向上のために利用することがあります。
  • ご質問に対する弊社からの回答は、ご質問者個人に対するものです。回答内容は弊社の許可なくその一部または全体を転用、もしくは二次利用することはご遠慮ください。

Copyright© since 2010 Pfizer Japan Inc. All right reserved.

Pfizer for Professionals

本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

はい いいえ
​​​​​​​​​​​​​​ファイザー株式会社のサイトを離れます。
リンク先のサイトはファイザー株式会社の所有・管理するものではありません。ファイザー株式会社は、リンク先の内容・サービスについて、一切責任を負いません。

また、リンク先サイトをご利用になる際には、リンク先の規約に従ってください。

ファイザー株式会社のサイトを離れてよいですか?
テストファイザー株式会社のサイトを離れます。
リンク先のサイトはファイザー株式会社の所有・管理するものではありません。ファイザー株式会社は、リンク先の内容・サービスについて、一切責任を負いません。

また、リンク先サイトをご利用になる際には、リンク先の規約に従ってください。

ファイザー株式会社のサイトを離れてよいですか?