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罹患後症状（後遺症）罹患後症状（後遺症）が発現するまでの流れ
罹患後症状には、新型コロナウイルス感染症の急性期から回復した後に新たに出現する症状と、急性期から持続する症状があるとされています1）。
罹患後症状が発現するまでの流れ（イメージ図）2）
  • 罹患後症状について、国内における定義は定まっていない１）。
主な症状
主な症状には、疲労感・倦怠感、睡眠障害、集中力低下などがあり、日常生活や仕事・学業などに支障が出ることもあるとされています1）。
代表的な罹患後症状1)
 様々な臓器への影響
神経系、肺、血液、腎臓、心血管系、消化器系、外皮系、内分泌系など、様々な臓器への影響が報告されています3）。
 発症メカニズム
罹患後症状には、多様な発症メカニズムの可能性が示唆されています4）。
 新型コロナウイルス感染症と確定診断され入院し退院した日本人を対象とした調査において、罹患後症状が認められた患者の割合
診断12ヵ月後においても約30％の患者に何らかの罹患後症状が認められました6）。
診断12ヵ月後に何らかの症状が残っていた患者の割合6）
対象：
2020年1月～2021年2月に新型コロナウイルスに対するPCRもしくは抗原検査陽性で入院し、退院した18歳以上の患者1,066例（男性：679例、女性：387例／入院中の重症度評価が可能であった985例、無症状：39例、軽症：208例、中等症Ⅰ：412例、中等症Ⅱ：226例、重症：100例）

方法：
関東を中心とした北海道、九州を含む全国27施設において、関連する診療科の専門家の意見を統合した症状に対する問診項目を網羅的に作成し、研究対象から自覚症状について回答を得た。
厚生労働省：新型コロナウイルス感染症（COVID-19）診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント 第3.1版：5, 6, 7, 12, 2025Li, J. et al.：Signal Transduct Target Ther 8(1)：416, 2023 より改変Joshee, S. et al.：Mayo Clin Proc 97(3)：579, 2022​ より作図Al-Aly, Z. et al.：Science 383(6685)：830, 2024 より作図Al-Aly, Z. et al.：N Engl J Med 390(9)：858, 2024 より作図厚生労働省：厚生労働科学特別研究事業 新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の長期合併症の実態把握と病態生理解明に向けた基盤研究.令和3年度 総括研究年度終了報告書 研究代表者 福永興壱 令和4（2022）年4月 より作図 
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/145956　2025/8/22参照
2025年11月作成 CMT39P011A
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